毎日毎日、貴島姉妹の実験は続けられます。
私にはもう一ヶ月近くもメスが入れられていません。

そういう生活を望んでいたはずなのに・・・。

私はジェネレーターガールですから、強い性的快楽を感じられる身体でなくてはなりません。
今も毎日自慰行為をしているのですが、どうしても物足りないのです。
どんなに強い刺激も、局部を痛めるほどの行為でも、身体が満足してくれないのです。

いつごろからか貴島姉妹のことを、うらやましく思うようになりました。

身体を切られる痛みは忘れられ、その時に感じた強烈な快楽だけが思い出されます。
実験中も妄想の世界に入り込みそうになります。
でも、自分から「私も切ってください」なんて言えるわけもありません。

そういう日がしばらく続いて・・・
今日、私はついに実験室から一本のメスを持って来てしまいました。

その光る刃を見つめていると、これまでされたさまざまな実験と、その快楽が思い出され、目の前が真っ赤になりました。

もう、どうでもいい・・・

私は、たっぷり時間をかけ気分を高めた後に、メスを左の乳房にいれました。
流れ出る血、切断される神経が全部性器につながっているように感じ、どんどん液があふれてきます。
乳房を半分に割るほど切り裂き、乳首からつながる乳腺にそって浅く傷をつけます。
敏感な神経をじかに刺激して目が眩むほどの快楽がうまれます。

ああ、これを求めていたんだ・・・

主任に切られるのと違って、自分では敏感なところだけを思うがままにせめられるので、ずっと快楽が強いように思います。

何度も何度も絶頂に達しました。

お肉を切り取ってしまうと、もう感じなくなってしまうので、身体に残したまま何度も何度も切りつけるほうが気持ちいいってわかりました。

そのうち、だんだん目がかすんできました。ぐらぐらします。
出血量が多くなってきたってことも、自分でわからないようになっていました。
そして、霧の中に倒れ込むような感覚とともに私は意識を手放しました。

ああ、きもちいい・・・
気がつくと、そこは今となっては懐かしい、賦活槽のなかでした。
主任が厳しい顔をしてこちらをみていました。

私の目から涙がどんどんあふれてきました。そして、言ってしまったのです。
そのとき、私は微笑んでいたと思います。

「私を、いじめてください。切りきざんでください。ずたずたにしてください。あなたのおもうがままに・・・。」