今日はお散歩。外出です。

首に縄を巻き付けられ、裸で犬のように歩きます。

それだけでは恥ずかしいだけで苦しくないので、あちこちに針金を刺されます。

乳房を握られて、太い針が刺されます。

貫通した針がなにかにぶつかるたび、体の中の傷に激痛が走ります。

痛みはゾクッとした刺激になって私のあそこをぬらします。

体を動かすたびに痛くなるように、腕やおしりにも針金が刺されました。

落ちているものを食べないように、泣きわめいて皆さんに迷惑をかけないように、舌に針金が刺されました。

躾の悪い犬の私には、仕方がない事です。


そうして、手足がすりむけて血が出るまで、お散歩させてもらったんです。
雨は冷たいです。

冷たくて寒いのは、ひとりでいる時のようにつらくてさみしいです。

「我慢したらご褒美をあげるよ」

お散歩のあと私は木につながれました。

縄を木につなぐなんてのじゃなくて、指を、乳房を、足を、女性器を、舌を、血の通う肉体に、釘を打ち付けられていくんです。


そんなにしなくてもじっとしているのに。

だんだん私は不安になっていきます。

樹木に深く打ち付けられた釘は私の力では抜く事ができません。

誰かが助けてくれるまで動く事もできません。

打ち付けられた舌では誰かを呼ぶ事もできず、じっと私は我慢しているだけです。


連れ帰りに来てくれるんだよね・・・


それを信じ続けて、私は冷たい雨の中待ち続けます。


戯れで切り裂かれた背中から、私の暖かいものが流れ去ってゆきます。