7月です。海です。
去年は足を切断されたまま海に放り込まれて、塩水で痛かったり、溺れさせられての私でしたが、今年は腕と足首を切り取られての海水浴です。

ちゃんと止血をしてもらえていなくて、紐みたいなもので、縛られているだけなので、血が流れ続けています。心細いです。
塩水は傷口にものすごくしみます。さすが昔の拷問に使われてるくらいですね。

水着は紐をからだに縫い付けるデザインで、痛い割に肝心なところが見えなくて評判が悪いです。
「これまでにないデザイン」とのことですが、まあそうですよね。流行はしませんよね。

そのほか見えないところで、ちくびとかちつないとかざくざくに切られているんですが、
血が滲むだけです。私は気持ちいいですけど、見えてなくていいのかなって思います。

先日小さくされた胸は、不思議なことに小さなままです。
これまでからだにどんなことをされても元に戻っていたのに、こんなふうにコントロールが出来るんですね。

多分私の他にもたくさん身体を投げ出している女の子がいるんだと思います。
みんな、安全な刺激を求めていて、元に戻るとわかってる痛みを、安心しながら受けているんです。
そんなの、すぐにただの日常になってしまうのに。
そして、どんな刺激にも倦んでしまって、破滅に向かっていくんです。

私のように。